一昨年の8月、最愛の相棒ぷうが闘病生活に幕をおろし、私の腕の中で眠りにつきました。
メールやLINEなどでの当時の友人とのやりとりを見返すと…かなり落ち込んでいたことが思い出されます。
「親指が深爪していて痛いけど、いつ切ったか覚えていない」
「リビングは、思い出が多すぎて辛い(最後の約1ヶ月布団を移動しずっとリビングで介護していた)眠れない」
「ぷうのお遺骨は普段リビングの祭壇に、眠る時は寝室の祭壇に移動している」
「ぷうが枕にしていた猫のぬいぐるみを抱いて寝ている」
姉や友人から、安否確認の電話がよくかかってきていました。
仕事が終わり車で1人になるとすぐに涙が。部屋の前に立つと、玄関のドアを開けるのが怖い。「ただいま」って帰ると、そこにぷうの姿があったのに…。
声を出してわぁわぁ泣き叫び、お酒を飲んで泣きながら眠る。
お線香を立て、日に2回ぷうの好きな鮭を焼いたりササミを茹でてお供えし、お花を絶やさない。それだけが、私にできること…。
「最初からぷうはいなかったのではないか。全部夢か幻だった」
現実逃避。
部屋のいたるところにぷうが生きた証が残っているのに。
このままではいけない。ぷうは自分で起き上がれなくなっても、這ってまでトイレに行った。毎日の点滴に耐えた。ごはんが上手に食べられなくなっても、私の手からなら食べてくれた。息を引き取る直前まで、私の手からお水を飲んでくれた。
生きることしか考えていなかった。私と一緒に。
しっかりしなくては。あとを追ってはいけない。ちゃんと生きなくては。
それから数ヶ月後、縁があり、2匹の保護猫を家族に迎えました。
ぷうに悪い…そんな思いもありましたが、他に立ち直る方法が見つかりませんでした。
『ペットロス』
家族の一員、もしかしたら心の支えだったかもしれないペット(ちいさな家族)を失い、心にも生活習慣にも穴が開き、辛く哀しく深い闇の中にいるような…
人によって別れの受け止め方は違い、家族構成や環境、ちいさな家族との別れ方や、看取れたかどうかなどにより、症状、闇の深さはそれぞれだと思います。
思いっきり泣いていいです。抑え込まないで。後悔もたくさんあるかもしれませんが、どうかご自分を責めないでください。
そして、身近にそんな方がいたら、どうか、静かに話を聞いてあげてください。「たかが猫(犬)でしょ」だとか、「いつまで泣いているの」なんて言わないであげてください。その方にとっては、何にも代えられない、大切な存在なんです。
出逢わなければこんなに辛くなかった。
だけど、出逢えたから、たくさん幸せをもらった。
ぷう、あなたは幸せだった?
ちいさな家族にありがとう虹の架け橋ぷうhttp://nijinokakehashi-poo.info/