「本当にいい子。可愛い子。」
何度も何度も繰り返し言うおばあちゃん。「はなちゃんは本当に可愛いね。いい子だね。」涙が溢れて抑えられません。
可愛いまま送ってあげたいから、ドライアイスや保冷剤で包んでいるけれど‥なるべくなら、病院の先生が用意してくれた蓋つきのお棺、開けない方がいいのだろうけれど‥お顔見たい。ずっとずっと見ていたい。
14年前、ドッグレスキューから迎えました。3本足の女の子。
何があったのかなぁ?辛い思いしたのかな。でも、これからはあなたの人生私たちに委ねてね。甘えていいよ。私たちが、あなたの足になるからね。
愛情をもって接していれば、きっと心開いてくれるよね。
風の音にも敏感に反応し震えが止まらなかったけれど、時間をかけて、少しずつ心の距離が縮まって。毎日のお散歩は、決まった道を。坂道だってへっちゃらだもんね!ワンちゃんと会っても、知らない人にも吠えたりしません。人が怖くないって、ママとおばあちゃんが教えてくれたもんね。
見晴らしのいいお庭から山を眺めたり、走っている車を眺めたり。「お散歩行きたい」「お腹すいたよ」って言ったらいつも応えてくれるママたち。安心して生きられる場所。
はなちゃんには、明るい色の花が似合うとママさん。ピンクや黄色、オレンジ色のお花を。大好きなお庭に咲いたお花も摘んで入れてあげよう。
ママさん、ペーパーフラワーをはなちゃんの歳の数だけ作りました。手作りのオムツカバーとピンク色の洋服はママとおばあちゃんで着させてあげます。
「可愛いね。本当に可愛い。いい子だね、はなちゃんは。」
いつものお散歩道をぐるっと周って、そろそろ行こうか。大丈夫だよ、そばにいるからね。
14年間ありがとう。はなちゃんがうちの子になってくれて、私たちはとても幸せだったよ。
まだまだ涙は溢れてくるけれど、幸せな記憶は決して消えることはない。
ありがとう、はなちゃん。
ゆっくりおやすみなさい。
大切な家族だから最後まで愛を込めて
ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう
虹の架け橋ぷう 公式ホームページhttp://nijinokakehashi-poo.info/
“私たちがあなたのもう1本の足になるよ。” への1件のフィードバック