幸せのかたまり

元気の源。最高級の癒しをくれる存在。幸せのかたまり。

「居てくれるだけで幸せ。」

私たちを幸せにしてくれるこの子たちが今幸せでありますように。

そして、お空の子たちが今も幸せでありますように。

大切な子を見送られたご家族が心穏やかに、その子が大好きないつもの笑顔に戻れますように。

外で生きている子たちが、この雪の降る中…この冬を乗り越えられますように。

生まれて来たみんなが暖かい寝床で安心して眠り、お腹いっぱいごはんを食べ、誰かに愛されその温もりの中天寿を全うできますように。

 

2021年もたくさんの子のお見送りをお手伝いさせていただきました。

みんなに共通しているのは、「愛されている」子だということ。

愛らしいお顔で眠っているどの子も、可愛くて仕方がありません。

悲しいはずだけれど、ご家族が見せてくれる笑顔。その子のお話をしながら泣いたり笑ったり、たった一度のお見送りが、心温まるかけがえのない一日となりますように。

そしてその後襲ってくるかもしれない言いようのない虚無感。家の中は何一つ変わっていないのにあの子だけがいない…。辛い日々を送られるかもしれませんが、あの日を振り返り、そして在りし日のあの子を思い出し、ご家族に笑顔が戻る日が来ますように願っています。

生まれてきたみんなが誰かに愛され天寿を全うできますように。

シェルティのとむくんからお預かりしたほんの一部です。

ワイヤーダックスフンドのりんちゃんからお預かりしました。

猫のチョコちゃんからお預かりしました。

ご紹介しきれないほど、たくさんの子からお預かりしました。

あの子からみんなへ。つなごう命のバトン

シェルターやボランティアさん個人宅にいるたくさんの保護犬、保護猫たち。外で生まれここに辿り着いた子、保健所に連れ込まれた子、迷子になったのか棄てられてしまったのか…かつて〝お腹いっぱい食べて暖かい寝床で眠る〟生活をしていたかもしれない子たち。

今は里親さんの迎えを待っている子たちへとたくさんの物資をお預かりし、お届けしました。

〝物資〟と言うと冷たい感じがしますが、ペットシーツやオムツ、療養食やケア用品。そのひとつひとつにご家族の愛情を感じます。

軽自動車いっぱいのベッドや介護用品、フードやシーツを託してくださった、とむくんのご家族。車が見えなくなるまで見送ってくださいました。まるで、もう一度とむくんを見送るかのように…。

お預かりした〝愛情のかたまり〟は、必要とするワンちゃん、猫ちゃんたちへと引き継がれます。

あの子たちの生きた証

大切な子を見送られる前に少しでも考える時間がありますように。

寝たきりになった子に神経を集中し、神様に願ったり奇跡を信じた日々。苛立ったり不安で涙が溢れたり…。

今、介護をしているみなさんがこころ穏やかに過ごせますように。

辛い時間は永遠のものではありません…。悲しくも、いつか終わりを迎えてしまいます。

そのとき、もう気力がないかもしれません。急いで見送らなければいけないと思うかもしれません。心にも体力にも余裕がない。でも、見送らなければいけません…。

お近くに、同じ経験をされた方はいらっしゃいませんか?お見送りをされた方に少しでもお話を聞けたのなら、心が軽くなるかもしれません。また、後悔したこと、してあげてよかったことなど、聞けるかもしれません。

かつて私もそうでした。愛猫ぷうとはふたり暮らし。介護も看取りも私ひとり。

「1日でも長く生きて欲しい。」

そのときはそればかり考えていましたので、亡くなったあとのことは何も考えていませんでした。

そして見送ってから時間が経ち、生きていた時の後悔もありましたが、他の後悔もじわじわと感じるようになりました。

毛をカットして残せばよかった。

肉球のスタンプをとっておけばよかった。

ぷうと寄り添って過ごした濃い夏が終わり、衣替えをしたとき、ニットに1本の毛を見つけました。たった1本の毛をどうしよう?捨てられないし保管も難しいかな…。少し悩み、口に入れました。人に言うと色々な反応がありますが、あえて書きます。

あのとき毛をカットしていたなら、白い毛、黒い毛、グレーの毛、おひげだって今触れることができたのだと思うと、どうしても悔やんでしまいます。

そして肉球も。〝近い日に別れがくる〟そう感じてから、スタンプをとったことがありましたが、嫌がり動くためうまくとれませんでした。

もしも間に合うのであれば

想い出を形に残すお手伝いをさせてください。

 

ミニチュアシュナイザーのレオンちゃん

あの日とっておいた肉球スタンプをタイルに。愛用していたお気に入りの毛布はレオンちゃんを包むカバーにされました。

 

柴MIXのタロちゃん

肉球スタンプからキーホルダーをつくられました。

 

猫のちゃたろうちゃん

肉球スタンプからフォトフレームをつくられました。

 

猫のみわちゃん

あの日カットした毛をお守りに収め、お写真から似顔絵チャームをつくられました。

 

川上犬の呼狼(ころう)ちゃん

尻尾とお体のカットした毛をそれぞれ筆ストラップにされました。

 

猫のミルキーちゃん

肉球スタンプからフォトフレームを、毛とおひげで筆チャームをつくられました。

 

猫のアキちゃん

肉球スタンプからキーホルダーを、毛とおひげからはでストラップをつくられました。

 

毛やおひげを残しておけば、いつでも作ることができます。肉球はスタンプをとるか、真正面から写真を撮り大きさを測っておけば、おつくりすることができます。

たった一度のお見送りに悔いが残りませんように。

ご家族がこれからも笑顔でいられますように。

幸せのかたまりはこれからも私たちの中にいる。

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

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