ぷーと私の10年 Part2

2015.8.28      愛猫ぷー 永眠

あれから10年。

コロナ騒動、物価の高騰、AIの進化など、ずいぶん変わったこともあります。最近は写真から素敵なイラストも簡単に描いてもらえるようになりました。

10年。長かった10年。本当にぷーは存在していたのか、一緒に暮らした幸せな時間が遠い昔のような、全部夢だったのではないかとすら時々思ってしまいます。

あの頃、ぷーがいなくなり泣き暮らしていた私が新しい家族を迎えることになり、真っ暗闇から這い上がることができました。

ぷー以外の子を愛おしく思ってもいいのだろうか?ぷーに悪いのではないか。比べてしまって愛せないのではないか。それに…いつかまたいなくなってしまう。それは確実に…。そのとき耐えられるのだろうか。不安もありました。それでも写真で見るその子がもうすでに愛おしくて。早くも生きる力が湧いてきました。

この子にはもうひとつの家族がいます。

深夜にご自宅の庭に棄てていかれたらしい小さな子。この子を保護し、汚れたお顔や体を綺麗にしてくれ病院にも連れて行ってくれ、落ち着くまで大切に育ててくださったご家族。愛情いっぱい優しく接してくれていたから別れはお辛かったと思います。涙と笑顔で見送り、私に託してくださいました。

ずっしり責任を感じつつ、一生大切にしていこうと誓いました。

名前は〝風雅〟とつけました。

〝ふーちゃん〟と呼べる。〝ぷーちゃん〟と何万回も呼んできたようにこれからたくさん話しかけよう。