可愛い我が子同然のちいさな家族。いつか来る別れ。火葬してしまうその前に、もう少し側にいたい。
でも、可愛いまま、綺麗なまま送ってあげたい。
可愛いまま送ってあげるために、保冷剤やドライアイスをご使用になる際、こんな風にしていただいたらより効果的というお話をさせていただきます。
ドライアイスは何のために使用するのか。
言いづらい話ではありますが、人と同様、亡くなると中から腐敗が進みます。それを止めるために使用します。内臓を凍らせるイメージです。
ドライアイスは−78度程の特別な冷凍設備で保管されています。ご家庭にある一般的な冷凍庫で保管するのは難しく、上手に使用しても最大24時間程度で気化してしまいます。火葬する日まで時間がある場合、まとめ買いするよりも、必要な分を買い足すことをおすすめします。
例えば1.5Kg 厚さ3㎝の1枚のドライアイスを夕方4時から24度の室内で使用開始、購入してからすでに帰化し始めています。翌朝9時には完全になくなりました。
購入する際は、その子の体の大きさにもよりますが、厚さのあるまま塊で1〜2Kg 購入します。
購入したドライアイスは新聞紙で包み、さらに脱脂綿や大きな紙でつつみます。素手で触ると火傷してしまい危険です。お店で包んでもらえるようならお願いし、ご自分で包まれる場合は手袋をしたりし直接触れないように気をつけます。
空気にできるだけ触れないようにすると持ちがよくなります。
準備が整ったら、寝ている子の体にあてます。重くて可哀想に感じますが…。お腹の上に置きます。どうしても温度差により周りがびしょびしょになってしまいますので、タオルやトイレシーツを間に。
室内はエアコンをつけたり、カーテンを閉めて陽が当たらないようにし、出来るだけ涼しく。
いつものベッドに寝かせてあげたい場合、ドライアイスの減りは進みますが、なくなる前に新しいものを同じように追加することをおすすめします。ハッポースチロールをご準備出来るようであれば、そこに寝かせてあげ、タオルや毛布を中に入れるといいかと思います。
もっと効果的なのは、保冷剤との併用です。保冷剤の持ちをドライアイスでよくする、イメージです。
また、お体が横向きになっているかと思いますが、お顔の下になっている面が引きつってしまう場合がありますので、ドライアイスや保冷剤を追加したり交換するタイミングで、お体の向きをかえてあげることもおすすめしています。
ご家族にしか出来ないこと。お辛いかと思いますが、可愛いまま、綺麗なまま送ってあげたいですね。
火葬当日はできるだけ直前にドライアイス、保冷剤を取り除き、柳製や段ボール製のお棺に寝かせてあげ、お花やオヤツなどを一緒に入れてあげたいですね。火葬場により、入れてあげられるもの、あげられないものがありますので、詳しくはそちらにお問い合わせください。
虹の橋へ旅立ちの準備〜お棺に入れてあげられるもの、入れてあげられないもの
ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷうでは、ご希望がありましたら、こういったドライアイスのご準備もさせていただきます。ご家族には、できるだけその子に寄り添っていていただけたら。
後悔のないお別れを。
ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう
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