シェルティーのジョンくん18歳
松本市の観音寺さんで暮らすジョンくん。彼は福島から避難し、ご家族と離れこちらに来ました。大きなお家、大きなお庭もあり、自由に走り回っていたそうです。慣れたお家と大好きなご家族と離れなければいけなくなり…。当時は吠えたり噛み付いたり、なかなか新しい環境に慣れるまでは大変だったようです。でも、こちらのご住職、奥様も元々ワンちゃん猫ちゃんが好きで、外猫ちゃんを迎えたり、保護犬ちゃんを迎えたりする優しいご夫妻。
徐々に心を許したのでしょうか。すっかり馴染み、納骨式も見守ります。この日は同じシェルティーの女の子の納骨式でした。
ご住職に抱かれるジョンくん。この日は白黒模様の猫ちゃんのお葬儀でした。みんなに撫でてもらってご満悦。そして、みんな笑顔になりました。
先日のチャリティーコンサート。この日のために、トリマーさんに来てもらい、かっこよくカットしてもらったジョンくん。お客様のお見送りをしてくれました。
みんなと仲良しです。
耳は遠いけど、歩き方はおぼつかないけど、新しい家族に心を許しくつろぐジョンくん。
この日、耳元で「ジョンくん!」と声をかけると振り向いてくれました。「また会おうね!」
それから3日後、静かに静かに、長い眠りについたそうです。
可愛かったなぁ。お庭でくるくる回る姿、よたよた歩く姿、完全に爆睡し微動だにしない寝姿、長い毛を濡らしながらお水を飲む姿。ついこの前まで見せてくれたのに。
保護犬ちゃんたちのためのチャリティーコンサート、それまで頑張ってくれたのかな。
ジョンくん、ありがとう。
シェルティーのチャコちゃんのご家族、お墓まいりを兼ねてあなたに会いに来ていたから、寂しがるね…。
はぁ。なんだかすごく寂しいよ。
でも、きっとまた逢えるよね。それに、チャコちゃんたちと合流して、ジョンくんは寂しくないかな。
たくさんの癒しをありがとう。抱かせてくれてありがとう。ジョンくんの重み、ちょっとベタついた毛、ちいさなお目目、最後に交わした心の会話、全部忘れないよ!
18年間周りの人たちを幸せにしてくれてありがとう。おやすみなさい、ジョンくん。