「いよいよその時がきてしまうかも…」
ご連絡いただき、ママさんとお会いしました。1週間くらい前から、食べること、トイレに行くことができなくなってしまった…
「その時がきてもちゃんとしてあげられるよう、詳しく教えて欲しい。」
その数日後、ママに抱かれ静かに眠りにつきました。
時間がくるまでいつもの場所で日向ぼっこを。
たくさんお花を入れてあげよう。大好きなかつお節、焼き海苔、お気に入りのちいさなオモチャ持たせてあげよう。
「先月から病院で点滴をしてもらっていた…昨日は胸に溜まった水を抜いてもらった…」
「ししゃもを焼くとすぐに察して近くで待っていた」
ししゃも、今お家にありますか?お時間まだありますし、焼いてあげるのはどうでしょう?
ママさんの匂いのするもの、何か持たせてあげませんか?枕カバーや、ハンカチ…ママの匂いに包まれていたら、より安心して眠れるかも…
お手紙を書いてもらっている間にお花の準備を。そして、ししゃもが焼きあがりました。
焼きたてのししゃもはひと口サイズに切りました。
レモンちゃん、よかったね。好きなもの、いっぱいだね。お空にいるみんなに自慢できるね。
あたしはママにとっても愛されているの。
そうだね。あなたはママの宝物だもんね。またいつか会える日まで安心しておやすみなさい。
「事前にお話伺ったことで、心の準備が出来ました。しっかり送ってあげられることが出来ました。」
家族だから、きちんと送ってあげたい。出来るだけのことをしてあげたい。14年間ありがとう。
大切な家族だから最後まで愛を込めて。
ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう
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