運命を共に。でも変えられるなら。

この度台風19号で犠牲になった方々のご冥福をお祈りいたします。また、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

 

災害が起きるたびに浮き彫りになる問題。

「ペット同伴拒否」

避難するならちいさな家族も一緒に。でも、受け入れてくれる避難所が少なく、受け入れ可能と聞きいざ行ってみたら屋外だったり、「ホテル病院に預けてください。」と断られたり。

「一緒に避難出来ないのなら避難しない。ここで運命を共に。」

もしも自分だったらどうするか。当然、置いてはいけない。でも連れて避難しても行く場所がなかったら。車で過ごすのか?友人や知人、親戚に頼むのか?

運命はきっとかえられる。

私は諦めたくありません。

台風、地震…。頻繁に起きる自然災害にの備えたい。少しでも可能性があるのなら、この子たちと一緒にその先も生きられるように。

何が起きるかわからない。起きてからでは間に合わないかもしれない。

「ちいさな家族と一緒に避難出来る場所」

を確保したい。つくりたい。

 

そこにはケージやトイレシーツや猫ちゃんトイレや砂、毛布やタオル、飲み水や発電機も常備しておきたい。

「たかがペット」と思う人もいるかもしれませんが、今や人と暮らす〝ちいさな家族〟は15歳未満の人の数を超えていると言います。登録制度のない猫ちゃんやウサギちゃん、フェレットちゃんやハムスターちゃん、ハリネズミちゃんだってご家族にとっては大切な命で家族の一員。その全ての数はわからないけれど、とにかく多くの子が人と暮らしており、ご家族に癒しを幸せを与えてくれています。

 

「置いて避難するなんて出来ない。」

「でも一緒に避難できる場所があるのなら。」

 

ワンちゃん、猫ちゃんと共に犠牲となった方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

そして、もしもまた災害が起きてしまったら。

外に繋いでいるワンちゃんを、どうかお家の中に入れてあげてください。繋がれたままでは、逃げることもできません。強風で、20Kgある小屋ごと飛ばされてしまった…。そんなワンちゃんもいるそうです。どうか、どうか。

〝家族〟と思うか〝飼っているペット〟と思うか、それは自由だと思います。でも、その子たちに飼い主は選べない。

 

明日も共に生きるために。

 

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

虹の架け橋ぷう 公式ホームページhttps://nijinokakehashi-poo.info/

 

 

 

犬と猫とママの手。

犬と猫とママの手。

昨年お見送りしたワンちゃんにお届け物をしに行ったら!

「今朝、保護した」

という仔猫ちゃんと、「あの子の面影がある」

と保護シェルターから迎えられ、すっかり家族の一員となったワンさんと会うことができました。

昨年見送ったワンさん。

みんなでバーベキューをしたとき、こっそりウナギを盗み食い!

5枚、6枚…?

叱るよりも、笑ってしまう。

普段はもちろん、濃い味のついたものは健康のため、食べさせていないけれど。

満足そうな顔に笑うしかない!見つかった時の表情も可愛いし!

鰻重のキャンドルをお届けに。

 

 

その数時間前に事件が!

神社を通りかかったところ、仔猫らしき鳴き声が。

怪しいダンボール。

開けてみると、やはり!

誰がどうしてこんなことを?

でも、それを考えていても目の前の命は救えない。

すぐに病院へ連れて行ったそうです。

目も鼻もグチュグチュ。それに細い!

ガリガリの仔猫です。

目や鼻は綺麗になりました。少し風邪っぽいけれど、今のところ命に別状はなさそうと先生。

もう家族に迎えることに決めていました。

でもご家族には、昨年保護シェルターから迎えたワンさんがいます。

仲良くなれるかなあ?

ワンさんは、ブリーダー崩壊なのか、人に捨てられたのか…。純血のラブラドールに見えるけれど、シェルターで暮らしていました。

「あの子と面影が重なる。」

面会し、トライアル期間を経て、家族になりました。

それから間もなく1年。パパと一緒にサークルで遊んだり、釣りに行ったり、バーベキューにも一緒に参加したり。撫でて欲しいときに優しい手が。話しかけたら応えてもらえる。

穏やかに笑顔で過ごしています。

そんなワンさんと仔猫ちゃんがご対面!

なんだ。全く問題なさそう!

ワンさん、新しい家族が増えたくらいじゃ動じない?  いいんだね。幸せは分け合うものなんだね!!

仔猫ちゃんは、今見るものが初めてのものばかり。

まだ落ち着くには時間が多少必要かもしれないけれど、このお家なら安心だね。

やせっぽっちのおチビちゃん。

いっぱい食べて、いっぱい遊んで、いーっぱい甘えて、人の都合で捨てられたことなんか、忘れてしまうんだよ!

キミはもう家族の一員。これからは5人家族。お空のお兄ちゃん、ここにいるみんなが優しく見守っているよ。

 

大切な家族だから最後まで愛を込めて

 

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

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熱中症に気をつけよう。ラジオで呼びかけてきました。

先日、諏訪湖ラジオさんの生放送に出演させていただきました。

厳しい暑さが続いています。

多くの方に知って欲しい。

ワンちゃん、猫ちゃんにとって、この暑さがどれだけ厳しいかということ。

私たちが「暑い」と感じる時、この子たちは「息苦しいほど暑さ」

私たちが「息苦しいほど暑い」と感じる時、この子たちは「命を落とすほどの暑さ」

毎年、多くの子が熱中症で命を落としています。

汗をかきにくく、体温調整が苦手です。全身を毛で覆われています。

この季節、日中のお散歩は、人が毛皮のコートを着て帽子をかぶり、マスクをして裸足で歩くと同じことです。

お散歩に出かける際は、アスファルトに直接触れ、温度を確かめてみてください。そして、こまめに水分補給を。

車でのお留守番は絶対にやめましょう。

エンジンを止めた車内はすぐに高温になります。ペットボトルの水がぬるくなり、口紅が溶ける。そんな車内では、窓が開いていようとお留守番させることは絶対にやめましょう。

室内の温度や湿度に気をつけてください。

実は先日、我が家の猫が熱中症と思われる症状になりました。

超のつくほど臆病な子を病院に連れて行った帰り、自宅でです。

臆病なため、同居猫も一緒に1つのキャリーに入ってもらい病院へ。心配していた病気などはなかったのですが、問題はそのあと起きました。

仕事が入ったため、帰宅してキャリーから出してそのまま外出して戻ると…。明らかに衰弱していました。よほど怖かったようで、畳んである布団にもぐり、水分も摂っていなかったようです。

リビングはエアコンを、寝室は脱走対策を施した窓を開け網戸に。それでも布団にもぐっていたとしたら、どれだけ暑かったかと思います。

気をつけていても足りないことがあります。幸い一命を取り留めましたが、こんなことは二度とあってはいけない。私も一層気を引き締めて、この子たちを守らなければいけないと思いました。

熱中症にかかってしまったら

それと疑う症状がみられたら

涼しい場所に移動する。常温の水で体を冷やす。首や脇の下などを保冷剤や濡らしたタオルで冷やす。お水を飲ませる。もしもお水を飲まなかったら、スプーンや手で飲ませる。あればシリンジなどで飲ませる。冷たい風を当てる。病院へ連れて行く。

呼吸が早くなる。下痢や嘔吐の症状が出る。よだれが止まらない。震えが出る。痙攣を起こす。意識の消失。かなり重い症状です。一刻を争います。

明らかに元気がなく、自力でお水を飲むことができない様子だった我が家の猫には、経口補水液を水で薄めたものを少しずつ飲ませました。

それから液体おやつを水で薄めたものを少しずつ飲ませ、徐々に量と回数を増やしました。

これはまだ、軽い症状だったのだと思います。

それでもいつもの元気さを取り戻すのに1週間かかりました。

 

熱中症は予防が大切

 

まだまだ暑い日が続きそうです。そして、来年もまた再来年も夏がきます。

 

少しの油断が取り返しのつかないことに。後悔しないためにも。この子たちを守れるのは私たち家族だけです。

 

 

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

父の墓参り。

白馬にある貞麟寺さん

 

自然に囲まれたこちらのお寺に〝自然葬〟という形で眠っている私の父。

「ちいさな家族」はもちろん大切だけれど、たまには父にも会いに行こう。

車で往復3時間。いつ葬儀や打ち合わせが入るかわからないため、なかなか行き辛い…。と言い訳しながら年に1回、「この時間ならもう大丈夫かな」と思った時、そして天気のいい日に出向きます。冬は雪に埋もれてしまうため、4月〜11月がチャンス。

来月は父の12回目の命日。その2日前は愛猫ぷうの4回目の命日。ぷうの命日を意識し過ぎて、毎年父の命日を忘れてしまう…。その前に会いに行こう!

 

少しの花と、父の好きな甘いものとおかき系。それと数少ない父の写真を持って。

日焼け対策、虫除け対策はしっかりと。何しろ山の中だから。

そして、いざ出発。

急な思いつきだったので、兄弟たちにも声をかけておらず一人〝クリスハート〟のカバーアルバムを聴きながら。

何も考えていなかった割に、こんな時にちょうどいい曲ばかり。

〝家族になろうよ〟〝ありがとう〟〝home〟

『いつか父さんみたいに大きな背中で…どんな事も越えていける家族になろうよ。』

時々鬼のように怖いけれど、普段は私を〝ゆかちゃん〟と呼ぶ穏やかな父が好きだった。

プールに連れて行ってもらった時、「だぁ〜れだ?」赤の他人の背中に抱きついた私。慌てて、でも笑いながら近づいてきた父。

外出先から自宅が近づくと、抱っこして欲しくて寝たふりをする私を部屋まで優しく運んでくれた父。

 

この偶然の選曲が素晴らしい…。うっかり泣けてきました。

 

感傷に浸っていると、道路に…。

またか…。

イヤホンを使い、市役所に連絡を。電話が繋がり、場所の説明をしていると…。

道路端に…。

その場所もナビを見ながら、目印になる建物を探しながら伝えました。

「どうして…。なんでこんな風に命を落とさなければいけないのだろう。」

「少なくとも2台の車の運転手がいるはずだけれど、通報はしてくれていないのか…」

どうしようもなくやり切れない気持ちで運転していると、まさかの3匹目…。また市役所へ連絡をしました。

「どうして…。首輪がついていたような…でも、違うかな…。いや、そうかな。そうだとしたら、ご家族が捜しているのでは…。」

 

はぁ…。もうお墓参り気分じゃないけれど、あと少しで着くから行こう。

ため息をはきながら、父の眠る場所へ着きました。

着いた途端、アブの大群が!車にバチバチ体当たり、攻撃されています…!

もう帰ろう。さっきの子たちが気になるし、これはお父さんが、「ゆかちゃん、行ってあげな。」と言っているんだ。そう思うことにし、手を合わせ、車から降りる事なく出発しました。

 

まずは3匹目の子のところへ。車を停めるには危険かと思う場所でしたが、レジャーシートを持って近寄ると、野生の動物のようでした。

「ごめんね。火葬してあげられないけれど、これ以上体に傷がつかないように、もうすぐお迎えが来てくれるからね。」

その後来た道を走りながら、あとの2匹がいないことを確認し、帰宅しました。

なんという一日だったのだろう。父に会いに行くはずが、動物たちの最後の姿を見届けた一日。

父に導かれたのか、あの子たちに導かれたのか…。

お墓参りはまた改めて出直そう。今日は、これでよかったと思おう。

お父さん、またね。

 

もしも動物を轢いてしまったら、もしも亡骸を見つけたら、その地域の役所に場所を伝えてあげてください。

もしも首輪をしていたら、捜しているご家族がいるかもしれません。

道路端に寄せてあげられたなら。くれぐれも周りの車にお気をつけてください。

 

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前を向いて。

「あの子をきちんと送ってあげることが出来なかった…。」

「悔いが残っている。」

昨年の合同供養祭に参加されていたご家族からご連絡をいただきました。

「実は、供養祭の少しあとに、新しい家族を迎えました。悔いは残っていたけれど、参加させてもらって、供養していただいて、皆さんに話をして聞いてもらったことで、胸のつかえが取れました。それから前を向けるようになりました。」

 

第一回 ちいさな家族の合同供養祭

第二回 ちいさな家族の合同供養祭

ペットロス

 

生まれてきてくれて、うちの子になってくれてありがとう。キミと出逢って人生が豊かになりました。

新しい家族を迎えても、キミと過ごした時間は消えないよ。

 

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別れと出逢い。ちいさな家族にありがとう。

お寺で行われたあの子を送る会。

同居ワンコのイブちゃん、ママさんたちに優しく見守られあの子がお空へ。

前の飼い主さんが施設に入居することになり、新しい家族に迎えられたたくちゃん。すでに13歳くらいの大人猫ちゃんでした。

おもちゃで遊んだりするよりも、抱っこしてもらったり、撫でてもらったり、お母さんの体に乗って寝るのが好きな穏やかなたくちゃん。イブちゃんとも仲良くなりました。

一緒にいられた時間は長くはなかったけれど、穏やかで優しい時間でした。

たくさんのお花で包み、いつものカリカリを持たせ、旅立ちを見届けました。

そして、あの子の四十九日。

ご住職による丁寧な読経。そしてお茶やお菓子を囲みながら和やかな雰囲気に。

こちらのお寺には、ワンちゃん、猫ちゃんも暮らしています。人が大好きビーグルのうららちゃん。ちいさなイブちゃんに尻尾をカプッとされよほど驚いたのか、その後誰とも目を合わさず隅っこへ。イブちゃんとうららちゃんのやり取りに、みんな声を立てて笑ってしまいました。

そしてそれから数ヶ月。

あの日、またいつか猫を家族に迎えたいとおっしゃっていたご家族に、ちいさな命との出逢いがありました。

「タクの生まれ変わりではないかもしれませんが、運命だと思って大切にしたいと思います。」

おチビちゃん、元気に育ってね。

大切な家族だから最後まで愛を込めて。

 

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ごめんね。ちいさなママさん。※閲覧注意

 

(Facebookにて)昨日の投稿の続きです。ご心配をおかけしたみなさんにご報告させていただきます。

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昨日、道路脇に横たわる猫ちゃんの亡骸を発見、もう轢かれることがないように端っこに寄せブルーシートで包み、役所に連絡をしました…。

それから車に戻る際、仔猫の声が聞こえた気がしました。
鳥も鳴いているし、気のせいかもしれない。でもいるかもしれない。
捜せそうなところを捜し、姿が見えないし声も聞こえなかったので、諦めいったんは帰ろうとしました。
が!気になって。
あの子がママで、声はその子供ではないか。

よし!戻ろう!

とは言うものの、ひとりであそこに登って捜すのは、不審者と思われそう…
不安だし…。

Facebook に投稿したところ、友人が駆けつけてくれました。電話をくれた方々も、ありがとうございます。

亡くなっていたのは1歳にならない位の女の猫ちゃん。尻尾がグレーで全体は白い毛の可愛い子で、首輪はしていません。
やはり、胸が張っており、授乳中の母猫かと思われます。

駆けつけてくれた友人たちとご近所に聞き込みに回りましたが飼い主さんははっきりとはわかりませんでした。

私が仔猫の声だと思ったのは、トンビだったかもしれません。声のする林のようなところを2人が登って確認してくれました。

そして、お母さん猫ちゃんの亡骸は、連絡した市から依頼されたであろう業者の方が引き取りに来てくれました。
敢えて、そう書きます。

ここからさらに辛い内容になります。スルーしていただいて構いません。

_______________________________________

亡骸は、ゴミ袋に入れられました。
業者の方は、飼い主さんが現れるかもしれないので、1週間預かると言ってくれました。

現れないと思っています…。
たぶん飼い主さんともう会っているからです。

仔猫を保護するつもりが、別の問題に触れてしまったのです。
それについては詳しく書けません。

帰り道、泣けてきました。
私は葬儀屋なのに、ちいさな家族のおくりびと とか言っているのに、ちいさな母猫ちゃんがゴミ袋に入れ連れて行かれるのを見ているだけでした。

ちゃんと火葬してあげたい。

1週間後、ゴミとして処理される。
あの可愛い子が。まだ若いのに。
胸が痛いし、恥ずかしい。

でも、私は火葬は委託する形の葬儀屋です。
自分では火葬できません。
火葬してもらうなら、お金がかかります。もしこの子を火葬して送ってあげられても、この先会ってしまうかもしれない子たちを、全て火葬してあげることは出来ません。
仕方ない。
でも、仕方ない、でいいのだろうか…

ズキズキ胸が痛むけれど、今の私に出来ることには限界がありました。

母猫ちゃん、私が見つけたときは、まだ温かかった…。ちゃんと送ってあげられなくて、ごめんなさい。

これからもっともっと頑張って、事故で亡くなった子たちもちゃんと送ってあげられるようにきっとなるから。

本当は、事故で亡くなることがなければいいのに。
ごはんをあげるなら、避妊、去勢手術をして欲しい…。
仔猫が何匹いるかも把握出来ていない…。
その仔猫たちも、数ヶ月で出産します。
どんどん増えます。
外で暮らしていれば、事故に遭うかもしれない。カラスや野生動物の餌食になるかもしれない。
そして、亡骸はゴミとして処理されるかもしれません。

どうか繰り返されませんように。

ちいさな母猫ちゃんが穏やかに眠れますように。
どこかにいるはずの乳飲み子ちゃんたちが事故に遭うことなく天寿を全うできますように。

観音寺チャリティーコンサート

松本市の観音寺さんにて

5月17日に行われたチャリティーコンサート。

ピアノ、チェロ、ヴァイオリンの演奏、地元の園児たちによる可愛らしい合唱。毎年1度行われるチャリティーコンサート。

5月の日差しがきつく暑くなりそうな日でしたが、コンサート開始の1時間程前から人が集まり始めました。

リハーサルをして

ご住職自ら受付の準備

 

昨年のコンサートから数日。お空へ旅立ったジョンくん。このグランドピアノと一緒に福島から避難してきました。

お空で聴いているかな。

 

引率の先生たちに守られながら、園児たちの入場。靴を揃え、お行儀よく出番を待ちます。ここに集まった大人たちは皆孫を見るように目を細め、大きな拍手を送りました。

 

はざまゆかさんのピアノと音喜楽ボーイズさんによるセッション

 

今年も入りきれないほど多くの方がお越しくださり大いに盛り上がりました。

 

この日集まった皆様からのお気持ちは、松本市の保護犬シェルターゆめまるHAPPY隊さんへ贈られました。

皆様からの善意で集まったのは77,000円

〝保護犬〟とは、人の都合で捨てられた犬、迷子になったまま家に帰れなかった犬、行き場がなく保護された犬のことをいいます。

シェルターには70頭余りの犬たちが暮らしており、ボランティアさんたちに手厚くケアされ、里親さんとの出逢いを待っています。

犬を迎えるなら最後まで家族として一緒に。子犬は可愛い。でも、老犬も可愛い。手がかかってもお金がかかっても、旅行や引っ越しがしづらくなっても。この子たちがくれる純粋な愛と温もり。家族を見る無垢な瞳。天寿を全うするまで守り抜きたい。

 

そして、旅立ちを見送り、いつかまた温もりを感じたくなったら。一緒に幸せを感じたいと思ったら。

 

〝里親になる〟という優しい選択もあると多くの方に知っていただきたいと思います。

 

 

大切な家族だから最後まで愛を込めて。

 

 

 

 

 

 

天使からの警告。

我が家の猫たちはいわゆる〝元保護猫〟です。

親猫もわからなければ、生まれた日もわかりません。

縁があってうちの子になりました。元気に過ごしており、愛猫ぷうを見送って泣いてばかりいた私も普通に笑えるようになり、毎日の活力になっています。

 

この子たちが、普通にごはん食べて、トイレして、普通に寝ている。

それだけでじゅうぶん。居てくれるだけで幸せ。

そう思えるようになったのは、ぷうと過ごした時間があったから。いつか必ず別れがあると思っていても、実際に見送ると、居てくれたことがどれだけ幸せだったかと気づきました。

 

このブログは、「新しい家族を迎えることは悪いことではない」という内容にするつもりで書いては中断して(集中力の問題で)中途半端になっていたものです。

そんな時、1枚目の写真左の黒猫珠輝がオシッコをしていないことに気づきました。

我が家の猫用トイレは2つ。個別に分けています。

珠輝はシステムトイレ。引き出しが付いており、その中に専用のシートを敷いています。今使っているシートは厚手で1週間程もちます。ウンチはスコップで取り除き、オシッコはシートに落ちます。

もう1つのトイレはシンプルなもの。砂がオシッコを吸い固まりますので、ウンチ、オシッコ共にスコップで取り除きます。

オシッコが出ていないと気づいたのは、システムトイレのシートが綺麗だったからです。

でもそれはとても危ういことでした。

1週間もつシートは毎日交換していません。ですから…  タイミングが悪ければ、一昨日から出ていないのか、昨日からなのか、今日からなのかわからないことがあるのです。

こまめにチェックしなければ!

 

膀胱炎、尿路結石、尿路閉塞、腎不全… 

 

普通に食べてトイレして、普通に寝ているだけで幸せ。

 

〝普通〟ってすごいことでした。

知っていたつもりだったのに、気をつけているつもりでいたのに。

「猫  オシッコ 出ない」ネットで調べて呼吸の仕方を忘れそうになりました。2日出なければ死に至る可能性もある…!

夜から仕事で帰宅するのは深夜遅くになる予定でしたが、最悪の事態が起きたら…涙を抑え、急いで帰ることにしました。

車中では神様に祈り、ぷうに祈り、きっと大丈夫と念じ、念じ、祈り…。

帰宅すると、玄関に迎えにきてくれていた珠輝。ああ!よかった…!

そして数時間後、深夜遅くに珠輝がトイレに向かいました。

 

風雅に見守られながらオシッコした珠輝。

よかった…!

「まだ若いから大丈夫。元気だから大丈夫。」

油断していた私への警告。

この日からトイレチェックをこまめにするようになりました。

オシッコは出ているのか。ウンチは出ているのか。普段と違うことはないか。

チェックをするには、普段からトイレを清潔に保っていることが大前提。

そして、もし便秘気味だったら。

フードの見直し、水分を摂りやすい環境をつくる、適度な運動を促す(おもちゃで遊ぶなど)マッサージ、ブラッシングをしっかりしよう。便秘じゃなくてもしよう。

うちの子を守れるのは私だけ。

神様、ぷうちゃん。警告してくれてありがとう。この子を守ってくれてありがとう。ぷうが旅立ち、この子たちを迎えなんとか立ち直り、今がある。しっかりと〝今生きている子〟を守っていこう。今はそれが私にできる〝ぷうへの恩返し〟でもあるのだ。

 

「新しい家族を迎えるのは悪いことではない。」

それについては、また改めて書こうと思います。

 

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あの子は寒がりだから。

「そろそろ納骨してあげたい。あの子は寒がりだったから、もう少し暖かくなってから。」

あの日、「棺はいりません。他の子のために使ってください。見るのも触るのも辛いからこのまま連れて行ってください。」

そう言って最後のお別れを済ませたあの子のお父さん。

あれから数ヶ月。一通のメールが届きました。

桜も今年のお役目を終え季節外れの雪ももう降らないだろう。寒がりなあの子をゆっくり眠らせてあげたい。

それぞれのお見送りの形。

大げさなことはしたくない。あの子の生きた証であるお骨がきれいに帰ってきたらそれでいい。

そして、ゆっくり眠らせてあげられたら。

言葉は少なくても伝わってくる想い。

「他の子たちに使ってください。」

そう言って預けてくださったフードは、あの子とお父さんが腎不全と闘ったこと、1日でも長く生きて欲しい、と手を尽くされたことが伝わってくるものでした。

茶ちゃん、きっと幸せだったね。お空のみんなに自慢できるお父さんだね。また逢える日までゆっくりお休みなさい。

 

大切な家族だから最後まで愛を込めて

 

【一任個別火葬】

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