2月22日

地域で暮らす猫ちゃんたち。

先日ここを訪れたとき、冷え込みがきつく、お水も水道も凍っていました。お白湯を汲んできたら、置く前から順番待ちする猫たち。

キジトラ母にゃん、娘の黒にゃん。黒にゃんは人には近づきません。でも賢く、そうっと待っていました。大丈夫、私は行くから、ゆっくり召し上がれ。ごめんよ。オヤツ持ってくるの忘れたの。今度来るときは必ず持ってくるからね。

約束して去りました。

そして今日は2月22日、猫の日。約束したからね。

はいはい。離れます。ゆっくり噛んで召し上がれ。

また来るからね!

「地域猫」と呼ばれる猫たち。この子たちは、ボランティアさんにより避妊手術を施され、ごはんやお水、寝床を用意してもらい暮らしています。元々は人と暮らしていたのかもしれません。キジトラ母にゃんは何度か出産をしたそうです。その子たちは、それぞれの家へ。そして「避妊手術」を。手術について、「自然に反する」「可哀想」そう言う方がいますが、しないとどうなるか…。年に2~3回、1度に2~7匹出産すると言われています。その子たちは、自然の厳しさに耐えられた子はすぐに父、母となり出産が繰り返されます。そして、自然の厳しさ…。獣やカラスの餌食となったり、風邪や病気で…。心ない人による虐待…。悲しい命を増やさないために、避妊手術が大切なのです。

今日もただ生きています。

純粋に、健気に、生きています。

何も悪くない。

どうか、捨てないでください。そして、手術をしていない家猫を自由に外に出さないでください。

寒さ、暑さ、飢えに耐えながらの出産、育児を繰り返す母猫。ガリガリになってもボロボロになっても母性で必死に子供を守ります。

ちいさな命を守りたい。私ひとりに出来ることなど限られていますが、広く知ってもらい、理解してもらい、協力してくれる人が増えたら…。いつか、「野良猫」「地域猫」という言葉も聞くことがなくなるといいな。

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

ぶどう畑からしばしの別れ。

ぶどうで有名なこの地域。

ここで17年家族に愛され暮らしました。

毎日朝晩のお散歩。おじいちゃん、お父さんもいい運動になりました。

陽当たり良好、ぽかぽかのここで、毎日何を考えていたのかな。

当日は行けないけれど…というご家族の代わりに旅の途中までお見送りしました。

出棺のとき…おばあちゃんは、ジョンくんが乗っている車が見えなくなるまで手を振っていました。

寂しくなりますね。お身体に気をつけて、いつまでもお元気でいてくださいね。

おばあちゃんと別れ、桜のシートを掛けました。これから、お花畑でうちのぷうやみんなと、好きなだけ走りまわって、たくさん日向ぼっこしていてね。

寝たきりになっても愛おしい。おばあちゃん、あなたのお世話をした時間はかけがえのないものだと思います。苦しかったかもしれないけど、17年の感謝の気持ちを込めて過ごした時間。

ジョンくんの穏やかな表情から読み取れます。

幸せだったね。ジョンくんも、ご家族も。

生まれてきてくれてありがとう。忘れないよ。

紀州MIX犬のジョンちゃん。

 

 

保護犬・保護猫譲渡会

間も無く開催される譲渡会。

保護犬、保護猫とは…

飼い主の事情で捨てられた子、外で生まれ保護された子、飼い主による保健所への持ち込み…などで、心や体に傷を負った子たち。

松本市では、夢まるHAPPY隊さんが傷ついた犬たちを、こねこの会さん、譲渡型猫カフェもふもふさんでは傷ついた猫たちを保護しています。

また、地域で暮らす方がボランティアで仔猫を育ててくれたり、噛み癖など事情のある子を預かり育ててくれたりしています。

そして、年に数回開催される譲渡会。

「このご家族なら安心して託せる。」

そう確信をもてたら、譲渡となります。当日の譲渡はありません。後日、お見合い、トライアル、そして契約を交わし正式譲渡。

「面倒くさい。」「ペットショップより安い。」  そういった考えの方には譲渡はされません。

もう、二度と傷ついて欲しくないから。

ワクチン代、避妊手術代は里親様に負担していただきます。

ですが、その子のそれまでの医療費、食費などは請求されません。

ボランティアさんたちの持ち出し、寄付などでやり繰りしています。

「お金かかるの?ただじゃないの?」と思われる方は、よく考えてみてください。そして、家族に迎えたら、これから何十年とお金がかかります。感情のある生きている子たちです。愛情をかけて終生大切にしてくれますか?

今度こそ、幸せな再スタートをして欲しい。みんなの願いはそれだけです。

新しい家族を本気で迎えようと思われたら、ぜひ、保護シェルターで暮らすワンちゃん、猫ちゃんに一度会ってみてください。

ちいさな命を守りたい。

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

優しくキスを。

まもなく女の子のイベント「ひな祭り」

6歳半のあの子のお家には、可愛いお雛様たちが飾られています。

ツンデレで、抱っこやブラッシングは苦手なあの子。でもオヤツが欲しいときは可愛くアピールします。

お母さんの体調が悪そうなときは、ジッと優しく見つめ、待っています。

笑われるのが嫌いで、笑われてもジッと見つめます。「ごめんね、笑って。」そう言うといつものあなたに。

お母さん、お父さんはそんなあなたが可愛くてデレデレです。家族の中心。主役。宝物。

毎年、7月の誕生日には、あなたの似顔絵ケーキを特注。みんなでお祝いをしました。デジタルカメラはあなたでいっぱい!

ずっとこんな毎日が続きますように。

でもその日が来てしまいました。

ちょっとした変化にもすぐに気づいたお母さん。だからそばにいられました。

あなたの好物を詰めました。美味しそうに食べるあなたを見たい。けど…。

うさぎのクッションは「お守り」これからの長旅、家族と再会するその日まで、代わりに守ってね。

あなたの引き立て役、明るい色のお花、桜、菜の花も。もちろん、お手紙も入れてあげました。

大好物のパイナップルジュースは可愛いお口にちょこんとね。

お気に入りのブランケットはあなたを優しく包んで。あったかいね。

行ってらっしゃい、おやきちゃん。好きなものいっぱい食べてね。

きっとまた逢える。

姿はかわっても、あなたはあなた。

大きな優しい手で包みそっとキスを。お父さんから愛を込めて。

 

ミニチュアシュナイザーのどんちゃん。

お客様からのお言葉 

お疲れ様です。本当に、色々お世話になりました。どんちゃんを天国に送ってから毎日忙しい日々を過ごしています。家族でどんちゃんを送ってあげられたから、前向きに日々を過ごせているんだと思います。寂しくないと言ったら嘘になりますが、どんな時も側にいてくれているんだ、と感じながら生活しています。本当にありがとうございました。最後の最後まで、ずーっと一緒にいられた事、忘れません。私は本当に幸せでした。まだまだ寒い日が続きますが、お身体に気をつけて、ワンちゃん猫ちゃん達の為とご家族の為に、これからもよろしくお願いします。

どんちゃんのお母さんからあたたかい言葉をいただきました。あの日は大変ご迷惑をおかけしたのに、お優しい。ぬいぐるみで可愛く包まれたどんちゃんを思い出します。ご旅行中の家族写真。幸せそうなどんちゃん。あのお写真も持たせてあげましたね。寂しくないわけはないと思います。でも心の中にどんちゃんはいる。そして、きっといつか逢えますよね。どなたかが言っていました。

「別れとは思わない。再開へのカウントダウンが始まったのだ。」

素敵な言葉ですね。

もう1日一緒にいられるね。

そしてその後

ご注文いただいたそのまま肉球キーホルダーとお線香をお届けしました。1人1つ。これからも一緒ですね。

大好きなお兄ちゃんの抱っこ。

ミニチュアダックスフンドのレオちゃん

散歩は好きじゃないけど、車でお出かけするのが大好き。

みんなで海に行きました。山にも行きました。旅行はいつも一緒に。

甘えん坊で、みんなと一緒にいたいから、食事中もついつい欲しがりさんに。きっと、「少しだけだからね。」なんて言いながら、甘やかしていたでしょう。優しいお父さん、お母さん。

大好きなご家族の優しい手で、体を拭いてもらい、ブラッシングで仕上げ。うん、格好いいよ!

 

大好きな牛乳もお口にちょこんとね。これからの長い旅、あなたの好きな物ばかり詰めた、お母さんの手作りお弁当。愛情たっぷりだね。

あの頃は市場が年末年始のお休み中で、新鮮なお花が手に入りづらかったですね。ご家族からご連絡をいただき、急遽お花をご用意させていただきました。

あなたを包むお花畑。寂しくないよ。

大好きなお兄ちゃんに抱っこしてもらって、旅の途中までみんなでお見送りをしました。

レオちゃん、行ってらっしゃい。

13年間幸せたくさんありがとう。生まれてきてくれて、このおうちの子になってくれてありがとう。

きっとまた逢える。明日はあなたの四十九日。そして誕生月だね。ごちそうたくさん召し上がれ。

大切な家族だから最後まで愛を込めて

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

時には黒子に、時には空気に。

早いもので、あれからもう1ヶ月半も経つのですね。

先日四十九日を迎えたあの子。

お別れの日は強く印象に残っています。

ご依頼の電話を受けたのが深夜1時頃でした。若いママ、涙が止まらない様子でした。お話を伺い、午後ご自宅に伺うことになりました。

泣きっぱなしのママ。心配です。

そして当日。やはり涙が止まらないママ。「今日は何か召し上がりましたか?」何も召し上がっていない様子…。心配。

ちいさなちいさなルナちゃんを大切そうに抱きしめます。そしてちいさな肉球はスタンプに残したり写真を撮ったりしました。可愛い毛も少しとっておきます。

お気に入りのタオルは少し切って入れてあげます。あとはママが大切に保管します。

赤が似合うルナちゃんに、と赤いお花を多めに用意させていただきました。可愛くお顔周りに赤いカーネーション。そして、カゴいっぱいお花畑のようになりました。ママからのお手紙も添えて。

そして旅立ちのとき。

場所は火葬場にうつり、最期のお別れです。

とても立っていられないママ。両手を空けている私は後ろにまわり、いつでも支えられるよう構え待ちます。気が済むまでお別れのときを過ごして欲しい…。本当は別れたくないけれど。帰ってきて欲しいけど…。

無情にも過ぎて行く時間。別れなくてはいけない。見送らなければいけない。震える細い肩を見ていると、あの日ぷうを見送った私に戻りそうで、涙と鼻が止まりません。

ルナちゃんママ、きっとまた逢えるといいね。いったんはお別れするけれど、ルナちゃんはママと一緒にいてくれるでしょう。大好きなママのそばに。だから、手を合わせて送ってあげましょう。

待合室にいるのは辛いですね。私が待っていますので、車の中でおやすみください。温かいものがあなたの震えを止めてくれたらいいのですが。

あれから1ヶ月半。私は泣いていないルナちゃんママと会ったことがありません。

「落ち着いたら、ルナの肉球のキーホルダーを注文すると思います。」

メールでご注文いただきました。キーホルダーとルナちゃんの似顔絵ピアスは、完成したら直接お渡ししに伺いますね。

ルナちゃんのこと、聞かせてください。

 

大切な家族だから最後まで愛を込めて

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

4月生まれのどんちゃん。

そのまま肉球キーホルダー

四十九日を迎える前に、お届けすることが出来ました。

真っ黒で艶々のあの子の肉球。間のもふもふ毛はそうっとカットして、くっきり見えた可愛い肉球。

ご家族のお心を少しでも癒すことができたら。

ご家族全員が1つずつ持ちます。

4月生まれだからダイヤモンドをあしらって。

もう1日一緒にいられるね。

ミニチュアシュナイザーのどんちゃん。

もう1日一緒にいられるね。

ミニチュアシュナイザーのどんちゃん。

 

あの日の朝は、降ったり止んだりする小雨の中、虹が出ていました。この橋をゆっくり渡って行くのかな。

12歳8ヶ月の男の子。アニメの「とっとこハム太郎」に登場するワンちゃんから名前をもらいました。

寂しいとき、かまって欲しいときはお気に入りのハートのクッションをくわえてアピールする、甘えん坊さん。

 

旅立ちの日は、お母さんがお洋服を着せてあげ、お気に入りのクッションも持たせてあげました。

大好きなバナナ、ビスケット、カリカリも。

そしてたくさんのお花はどんちゃんを優しく包み込み、お母さん、お父さん、お兄ちゃんが書いてくれたお手紙を胸に。

ねえどんちゃん。寂しくないよ、大丈夫だよ。あなたはみんなの心にいるのだから。そしていつか、きっとまた逢えるから。これからもずっとずっと家族だから。

生まれてきてくれて、このお家に来てくれてありがとう。あたたかい気持ちにさせてくれてありがとう。どんちゃん、またね。

私の大失敗で、2日に渡って執行われたお別れ会。ご迷惑をおかけしたのに、「もう1日一緒にいられるね、どんちゃん。」とお母さん。

あなたへの深い愛情をしっかりと感じながら、優しさに感謝します。

大切な家族だから最後まで愛を込めて。