分骨していつも一緒に。

「寂しくてどうにもならない。」

以前、旅立ちのお手伝いをさせていただいたあの子のお母さんからご連絡がきました。

「新しい家族を迎えようと保護犬シェルターに行ってみましたが、年齢や一人暮らしなどの理由から譲渡してもらえなかった。」

今は県外に引っ越されたお母さん。ペット信託、後見人についてもご説明させていだき、同じ県に暮らす友人にも動いてもらいました。しかし難しい…。そうこうしている間にも、寂しくてどうにもならない。

あの時、毛や肉球の写真、スタンプを残しませんでした。分骨もされませんでした。しかし納骨はまだされていません。先代ワンちゃんと今もお部屋に並んでいます。

では、今から分骨していつも身につけられては?

「そうします!どんな方法がありますか?私は飲食の仕事をしているのでネックレスはつけづらいです。」

分骨カプセルに納め、さらに小さなポーチなどに入れたら安心ですし、ネックレスでもキーホルダーでもいいと思います。

LINEやメールはされておらず、FAXも置いていないとのことでしたので、資料をお送りすることになりました。

時間が解決…どの位の時間が経てば寂しくなくなる?

愛猫ぷうを送り2年7ヶ月。今も動画をみると声を上げて泣いてしまいます。毎日祭壇のお骨に話しかけ、「ただいま」「おやすみ」挨拶を欠かしません。私の宝物だから。これからもずっとずっと。

寂しさはじわじわと。哀しみも後悔の気持ちも…。

忘れるわけはないけれど、前を向いていくために。

あの子のお母さんの心を少しでも癒してくれますように。

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

 

第一回 ちいさな家族の合同供養祭

ちいさな家族の合同供養祭

平成30年4月22日 松本市寿北 生蓮寺さんにて行われた供養祭。

前日にはご住職と念入りな打ち合わせと会場の準備を。お位牌も書いていただきました。

丁寧な読経。そしてお焼香を順に。

そして、ちいさな家族の名前を読み上げていただきました。それからご住職によるご法話、参席者全員で集合写真を。

それから場所を移し、茶話会となりました。杖をついた方には肩をお貸ししたり、エレベーターをご利用いただいて。

この日は県外からもお越しいただいているので、信州らしいお菓子と野沢菜漬けをご用意させていただきました。

横須賀からお越しいただいた伸太郎ちゃんママからは「皆さんへ」とたくさんのクッキーをいただきました。

喉を潤しながら、自然とあちらこちらから話し声が。ここにいる方は皆、哀しみも幸せも知る者。ワンちゃん、猫ちゃん、うさぎちゃん。最近見送った子、数年前に見送った子。でも共通すること。別れは辛いけど、もらった幸せが大きいということ。「出逢わなければよかった。」そんなことはきっと誰も思わない。今も涙が溢れてどうしようもないけれど、それもきっと必要なこと。前を向いて生きていかなければならないと思うけれど、泣いたっていい。忘れることのない、大切な家族だから。

自己紹介を順にしていただきました。我が子とのエピソードや介護、旅立ち、その後のご家族の胸中…。皆、静かに耳を傾け、うなづいたり、涙を拭いたり。胸にしまっていたこともありますよね。身近に、理解ある人がいるとは限らず、こればかりは、経験しないとわからない深い闇、辛すぎてお酒に走ったり、虫に話しかけたり、夜眠れなかったり。「家族」と思っているからこそ。

少しでも心に空いた穴が小さくなれば。そして、独りではないと感じていただけたら。また来年、再来年と供養祭を続けていく意味があるのだと思います。

コロンちゃん、りくくん、玉三郎ちゃん、伸太郎ちゃん、kukuちゃん、おやきちゃん、マリちゃん、らぶちゃん、チャトランちゃん、みーさんちゃん、だいすけちゃん、ちゃちゃちゃん、レオくん、ジャッキーちゃん、ラビちゃん、ポーちん、ぷう。また逢おうね。

13家族21名様、写真参加1名様 

5ワンコ、10にゃんこ、2うさぎちゃんの供養をしていただきました。

大切な家族だから最後まで愛を込めて

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

 

寂しくないね。

ちいさな家族の眠りの場所

ずっと一緒にいたいけれど、ゆっくり眠らせてあげたい気持ちもあるからと、ペットちゃん専用のお墓に納骨されるご家族も多くいらっしゃいます。

ゆっくり時間をかけて決めたい大切なこと。

合祀墓、個別墓、お寺、霊園。

それぞれのいい所があります。

今日は中山動物霊園さんにて納骨式がありました。

見晴らしのいい山にある霊園です。

季節の花に囲まれて眠るたくさんの子たち。

みんな一緒だから寂しくないね?

今日は辺り一面、桜の花びらでピンク色の絨毯になっていました。

ネムちゃん、ゆっくり休んでね。

お父さん、お庭から黄色いチューリップを摘んできてくれたよ。

「今なら間に合います。分骨されなくて大丈夫ですか?」とたずねると、立派な喉仏を大切そうに掌に乗せ、連れて帰るとおっしゃいました。

ネムちゃん、愛されているね。

きっとまた逢える。その前に、眠っているあなたにお話をしに、時々お父さん来てくれるよ。

それまでおやすみなさい。ネムちゃん。

桜吹雪に包まれて。

虹の架け橋ぷうのおまかせプラン

ご家族の代わりに旅の途中までお見送りさせていただきました。

可愛らしいお花と、大好きなカニカマ、喉が乾かないようにとお水を含ませた脱脂綿はお口の近くに。

おうちの庭からはチューリップを。

車が見えなくなるまで見送るご家族。

14年間たくさんの幸せをくれたあなた。

少し時間に余裕があったので、桜吹雪の舞う中、窓を開けた車でゆっくり走りました。

おばあちゃんの抱っこ、膝の上でくつろいだり、お母さん、お姉ちゃんたちにも可愛がられてきたんだね。幸せだったよね。

姿はかわっても、ずっとみんなの心の中に。忘れないよ。

 

行ってらっしゃい。

またいつか、ね。

 

得意のポーズで。

ゴールデンレトリーバーのらぶちゃん。

いつもお家の中でママの動きを見つめます。得意の顎乗せポーズ。

12年前、家族の一員になりました。

初めて会ったとき、尻尾をふりふり、ペロペロ。ちょっと見に行くつもりが、ご主人の一言で決まりました。今日からパパです。

お散歩大好き、サッカーボールで遊ぶのが大好き。

靴下で遊んだり、ぬいぐるみを枕にしたり、いつまでも子供のようならぶちゃん。

そして、お利口さんで空気の読めるらぶちゃん。

腫瘍が見つかってからも、自分で歩きごはんも食べてくれました。

粗相してしまった事がありました。「ごめんね」の顔。いいんだよ、いいんだよ。何も悪くないよ。あなたは本当にいい子だね。

そして…歩く事ができなくなりました。ママとお姉ちゃんで抱っこしトイレのお世話やマッサージを。

陽当たりのいいお部屋。あなたの細くて柔らかい毛は、光を浴びると眩しいくらいに輝いていたよね。

全部忘れないよ。

あなたの大好きなものばかりをお弁当に詰めて。

ちいさなぬいぐるみやブランケットは持って行ってね。 枕にしていたモグラちゃんとボールは、写真でごめんね。

らぶちゃん。生まれてきてくれてありがとう。うちの子になってくれて、今日まで一緒に生きてくれてありがとう。

きっときっと、また逢える。

 

虹まもり

虹まもり

ちいさな家族の旅立ち。

火葬してしまう前に、毛を残されるご家族が多くいらっしゃいます。

大切な毛、どう保管されますか?

虹まもりは、毛や写真を入れて持ち歩くことができます。

いつもこの子を感じられる。

1,200円(内税)

 

 

 

似顔絵・お名前チャーム付き 虹まもり

3,000円(内税・送料込)

 

 

この子のためにできること。

ある日、1本の電話が。

「うちの子が寝たきりになりました。遠からず、その日が来てしまうかもしれない。その時お願いできますか?」

つまり、(生前予約)です…。この電話をかけなければいけないご家族の心中は…。

その日が来るのが1日でも1秒でも先になりますように。そして、今できることを一緒に考えましょう。

床擦れしないように、硬いフードが食べられなくても柔らかいフードはどうでしょう?点滴、シリンジでお水を。 そして何より、側にいられる今を大切に…。

それから約1ヶ月、気にはなりましたがこちらからご連絡するわけにいかない職業。あの子はどうしているかな?食欲戻ったかな?ご家族はどうされているかな?奇跡は起きたかな?ご連絡がないのは元気な証。

しかし…。

ある晩電話が。

「いよいよかもしれません…。」

そしてその数日後。

「今眠りにつきました。」

翌日、お葬儀の打ち合わせのためご自宅に伺うと、たくさんのぬいぐるみに囲まれたはなちゃん。可愛いお顔をしています。

14歳5ヶ月。

いつものごはんが食べられなくなっても、これなら食べられるかも、柔らかいものなら食べられるかも、フルーツなら、あれなら…。

お家で点滴もしました。針を刺すときには胸がチクッと痛みます。でも、この子のためになるなら。この子が頑張ってくれているのだから。

この子のためならなんでもしたい。この子には私たちしかいないのだから。

人が大好きで、ワンコには興味がありません。体が大きいから、無邪気なだけなのに、たまに怖がられてしまうことも。失礼しちゃうよね?遊びたいだけだもんね!

いつまでも赤ちゃんのような存在だから、お父さんとお母さん、ふたりで出かけると必ずお土産を買って帰りました。どんどん増えたぬいぐるみ。中でもこの子たちがお気に入り。

食いしん坊で、好きなものがたくさんあります。ちくわ、ビスケット、ジャーキー、りんご。

りんごは可愛くウサギさんにしてあげよう。 「あと何が好きかなあ?」

最近はお散歩行けなかったから、明日はいつものお散歩道をまわってみよう。

お口にお水もね。

私たちが送ってあげられるのは、途中までだよ。

たくさん食べてね。お水も飲んでね。

子守唄代わりに、お経もあげてもらおうね。

はなちゃん、14年以上も一緒にいてくれてありがとう。「まだまだ一緒にいたい。」お父さん、お母さんの気持ちに精一杯応えてくれたね。

眠りにつくとき、お父さんの帰りを待ってくれてありがとう。見届けるのは辛いけど、見届けられないのはもっと辛かったかもしれない。お母さんひとりだったら…。

大きく少し硬いあなたのお手手

これからもずっと忘れないよ。またいつか逢えるよね。それまで待っていてね。大好きなあなたへ。

 

 

ちいさな家族の合同供養祭を行います。

今週の日曜日

4月22日(日)
松本市寿北にある生蓮寺さんにて、ちいさな家族の合同供養祭を行います。

 

午後3時から4時半
ご住職に読経をあげていただき、その後お茶を飲みながら談話ができたらと思っています。

まだ納骨されていない場合はお遺骨を。もしくはお写真、お位牌を。
服装は普段着で大丈夫です。

大切な家族を見送ったみなさん。
お茶を飲みながら、あの子たちのお話をしませんか?ポッカリ空いてしまった穴が少しでもちいさくなれば…という思いから、ご住職に相談を持ちかけ、合同供養祭を行うことになりました。

当日は、私も参加者のひとりです。
愛猫ぷうを連れて行きます。
すぐ泣きます💦 でも、それでいいのかなあと思っています。

初めての試みで、何家族集まってくださるかはわかりませんが、これから毎年〝供養祭〟とお茶会を開きたいと思います。

ご興味のある方は虹の架け橋ぷう 本木までご連絡ください。

お一人様2,000円(お茶菓子・お土産付き)同伴されるご家族、ご友人はお一人様500円 よろしくお願いいたします。

また、「こんなことをして欲しい」
何か案がありましたら、ぜひお聞かせください。

場所 松本市寿北3-12-24 生蓮寺

お問合せは 070-1490-3588 虹の架け橋ぷう

お問い合わせ多数いただいています。

今月、猫ちゃんを見送ったばかりの男性が、参席したいとご連絡くださいました。

「時間が経てば少し落ち着くと思っていたけど、逆に辛くて仕方がない。体調が悪い。写真を見ると涙が…。これからもし、ペットロスの会などがあれば声をかけてください。何でも参加したいと思います。」

昨年、ワンちゃんを見送ったご家族から葉書が届きました。

「実は新しい家族を迎えました。あの子にそっくりな模様の子です。今は子育て奮闘中です。」

あの子に悪い…。この子はあの子ではない。

でも、みんなで幸せになっていいんだよね…?

ワンちゃんを見送ったお母さんからご連絡をいただきました。

「その日は参加されるご家族のお心が少しでも癒されますことを願って空を見上げてようと思います。」

「この子にお経を聞かせてあげたい。」

そう言う母と参席します。

「可愛くできたお位牌をぜひ本木さんにも見てもらいたい。お遺骨は心配なので、お位牌のこの子と参席します。」

それぞれの想い。

ちいさな家族を見送ってからの過ごし方。

4月22日、来られる方も来られない方も、ほんの少しでもポッカリ穴がちいさくなれば。

そして、みなさんとの会話の中で笑ったり、もしかしたら泣いたり。

我が子を想いあたたかい時間となりますように。

弟からお兄ちゃんへ。

ちいさなおばあちゃん。だけど赤ちゃん。

パピヨンのはなちゃん、17歳。

はなちゃんには、中学2年生の弟がいます。彼が生まれる前からはなちゃんはこのお家の一員です。

可愛く仲良くじゃれながら成長する…?かなと思いきや、男の子ならではの少しやんちゃな愛情表現。だって、可愛いもんね!

友達みたいにずっといられたら。

でも、はなちゃんはおばあちゃんになりました。

当たり前にできていたことができなくなって…。

後ろ足が動かなくなりました。

起きられなくなりました。

そしてオムツをすることに。

〝弟〟だった彼はいつの日か〝お兄ちゃん〟になりました。ちいさなはなちゃんを守ってあげたい。

お母さんとお父さんがお仕事のときは、お兄ちゃんがはなちゃんのお世話を。一緒にいる時間が1番長いお兄ちゃん。

何を考えながら、はなちゃんと過ごしていたのかな。

はなちゃんが眠りにつくとき、家族みんなが揃っていました。

はなちゃん、待っていてくれたのかな。

食が細いちいさな体のはなちゃん。たまごボーロとか、好きなんだね。お母さんたちが持たせてくれました。

お手紙も持っていってね。

旅の途中までみんなでお見送りしました。

はなちゃん、17年間幸せだったね。そして、はなちゃんがいてくれて、家族みんながどれだけあたたかい気持ちになったか。生まれてきてくれてありがとう。このお家にきてくれてありがとう。

またいつかきっと逢える。

それまでみんなの心の中に。忘れないよ、はなちゃん。

 

 

 

虹の架け橋ぷう

ポーちんとぷう。

私がちいさな家族のおくりびとになりたいと思ったきっかけのふたり。

23年一緒に生きてきたぷう。

そして、大切な親友の愛犬ポーちん。

彼女が何も語らないから私も…。

だけど、世の中そんなに平和じゃない。
明日は今日の延長ではないかもしれない。
そう…。

虹の架け橋ぷうは、ぷうのお母がおくりびと。
そして虹の橋ではぷうがお迎えする。
〝架け橋〟になりたいとつけました。
何人もの方に、社名が長すぎるとダメ出しされても、頑固に譲らなかった社名。

「ペットを飼う」
から、「家族と暮らす」へ。
亡くなったらクリーンセンターとか(>_<)
人の考えはそれぞれですが、知らないだけなら知っていただけたら。
いつの日か、ゴミと一緒に燃やされる事がなくなり、葬儀をするのが当たり前になるといいな。

そして、捨てるとか、虐待するとか…悲しいことがなくなりますように。

物じゃない。ちいさな命。

ポーちんもぷうも私たちの心の中に。
これからもずっと一緒に。