愛猫の介護 〜トイレの話〜

「余命宣告を受けた…何かできることはありますか?」

うそだ。うそだよね?この子がいなくなるなんて…。頭では理解できても心が受け入れない。認めたくない。涙ばかり出てきて力が入らない…。

でも、そうしているうちにも時間は進んでしまいます。できることを考えたい。

 

トイレを工夫する

トイレの失敗が増えました。おむつをしますか?おむつをしても、自分のトイレに這って行ってしようとしていた。そんな話も耳にします。夏場なら蒸れてかぶれたり、痒がったりすることもあります。おむつをする前に考えたい。

①トイレを増やす

②入り口にスロープを設置する

③レジャーシートやトイレシーツを敷き詰める

④過ごす部屋を限定し、目が行き届きやすいように工夫する。

食べられる。お水が飲める。排泄ができる。当たり前だと思うことも、少しずつ出来なくなるかもしれません。トイレの失敗は仕方のないことです。その子が自分の力で排泄できるうちは、手伝ってあげたい。

お互いのために快適な環境をつくる

毎日の拭き掃除は大変です。仕事に家事にと忙しい日々。ストレスを感じるかもしれません。でもいつか、おしっこが出なくなったら…。大変だったことも、幸せだったと感じるかもしれません。なにより、その子がしたいようにさせてあげられたら。

細くなった体でゆっくりトイレまで進みがんばる姿も愛おしい。失敗しても怒らないで褒めてあげたい。

私が後悔したことの1つは、トイレの失敗が増えてから、一緒に寝るのをやめたことです。腎不全の症状が進み、トイレが間に合わず布団でおしっこしてしまうことが増えました。くっつき合って寝ていたためびしょびしょに濡れ、気づかずに朝を迎え風邪をひきました。布団を洗うのは大変です。干しても臭いがなかなか取れません。防水シートなどをうまく使いたい。どうにもならない場合は、寝る時だけでもおむつをして一緒に寝るのもいいかもしれません。いつまでも一緒寝られるわけではないのだから…。1日1日を大切にしたい。

その子のお気に入りのベッドや座布団の下にトイレシートを敷く。丸洗いのできるベッドを増やす。まだまだ他にもあるかもしれません。

そして、失敗してしまったら、濡れた体はすぐに拭いてあげたい。風邪をひかさないように、しっかり乾かしてあげてください。

 

おばあちゃんになっても愛おしい。昨日よりも、今がもっと愛おしい。

後悔しないためにも、その子のためにも、できることがまだまだあります。介護が大変で疲れてしまったら。ご家族やご友人、ペットシッターさんの手を借りるという方法もあります。

最後までよりそいたい。その子が生きたいだけ生きられますように。

愛猫の介護 〜夜鳴きの話〜

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