あの日車の窓越しに一緒に見た満開の向日葵。これから夏が来るたびにきっと思い出す。
15年前、パパと一緒に名前を選びました。
5つくらい候補の名前を呼んだパパ。本人、「ポア」と呼ばれると振り向きました。念のためもう1度。「ポア」やっぱり振り向いたキミ。そうか、気に入ったんだね。今日からポア。これからよろしくね。
ふわふわの茶色い毛、くりくりのお目目、花が開いたようなふわっふわの尻尾。まーるくて小さくて可愛らしい女の子。
たくさんお散歩したね。いつも一緒にいてくれたね。
いつの間にか、おばあちゃんになっていたんだね。可愛すぎてずっと赤ちゃんみたいなのにね。
点滴、よく頑張ってくれました。
パパの腕の中で眠りについたポアちゃん。まるで向日葵畑でお昼寝しているかのような、安心しきった穏やかなお顔。
安心してね。ちゃんと送ってあげるからね。
「今日のことも、いい思い出にしたい。」
だからできるだけのことをしたい。
お花は明るい色のものを。
キミの好きな物、お弁当に詰めて。
「ほかに持たせてあげたいものはありますか?」
「そう言えばみかんが好きで、元気な頃は少しだけですけれど、たまに食べていました。」
そうなんですね!まだお時間余裕ありますし、ちょっと買いに行ってきます!
水分も摂っていなさそうなパパさんにペットボトルと、ポアちゃんにみかんを。食べやすいように皮をむいて。
ちいさくて愛おしいお手手はスタンプと写真を撮らせてもらい、ふわふわの毛は見えるお守りに。
パパのために、協力してね。
いつもの散歩道をぐるっと周って、行こうか。向日葵が綺麗だね。
今日のこともいい思い出に。
「初めてふたりで写りました。」
あれから数ヶ月。寂しさは増しているかもしれない。まだあの日はピンときていなかったのかもしれない…。本当に旅立ってしまったのか…。
一緒に海に行きたいと言っていたパパさん。ポアちゃんを連れて行ってきました。
キミが生きた証がここにある。寂しいけれど、これからもずっと心の中にいるから。
生まれてきてくれて、うちの子になってくれてありがとう。
大切な家族だから最後まで愛を込めて
ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう
虹の架け橋ぷう 公式ホームページhttp://nijinokakehashi-poo.info/