季節や状況にもよりますが、夏場や大きな体の子には、必要な場合があります。
ペット(ちいさな家族)が亡くなってしまったら、体が硬直してしまう前に、手足を自然な形、寝ている時のように内側に軽く曲げてあげます。
体液などが出てくるようでしたら、その度に拭いてあげてください。とても自然なことです。
普段のお気に入りベッドや座布団などにタオルかトイレシーツなどを敷いて寝かせてあげてください。
そこでドライアイスか保冷剤を用意します。保冷剤はタオルなどで包んでお腹の下、横、上に。
冬場であれば、保冷剤で事足ります。ただ、体の大きな子、また火葬や埋葬をしてあげるまで日がある場合などは、ドライアイスがあった方が安心です。
使用する場合は素手で触らないように軍手などを利用し気化する際に二酸化炭素が発生するため換気などに気をつけてください。
また、長持ちさせるためには新聞紙や布、トイレシーツなどに包んで、直接体に触れないように当ててあげてください。
冷気は上から下へ下がるため、体の上に置いた方が効果的です。
普段外にいるワンちゃんでも、屋内でご安置していただいた方が良いと思います。朝晩涼しく昼間は暖かい…気温差はお体を傷めてしまう原因にもなります。
気化する前に新しいドライアイスを同じように用意します。ただ、ご家庭でドライアイスを保存することは難しいためまとめ買いはせず、買い足されることをおすすめします。保冷剤と併用するとさらに効果的です。
もしも保存する場合は、冷凍庫よりもクーラーボックスやハッポースチロールの方が多少ですが長持ちします。なるべく空気に触れないよう新聞紙や布などで包み、保冷剤や氷を入れたクーラーボックスにドライアイスを置きます。そしてなるべく蓋の開閉をしないようにしてください。
冬場は暖房を控え、夏場はエアコンの効いた室内で保冷剤や板氷などをタオルなどで包み当ててあげてください。そしてお体全体をバスタオルやブランケットで覆います。
数日安置するという場合、何度か体の向きをかえてあげることをおすすめします。お顔の右側が下になっていれば、左側が下になるよう体を返すというように。可愛いお顔でいて欲しいから。
近くにはいつものごはんやオモチャなどを。
「早く火葬してあげたい。」
でも、まだそばにいて欲しい。
どんな風に送ってあげたいですか?何を持たせてあげますか?ご家族のために、形見を残さなくて後悔しませんか?
後悔のないお見送りをしていただけますように。