あの子のお家にお呼ばれしてきました。
先月、四十九日を前に納骨を無事終えたご家族。
土に還してあげたい。
そんな想いから、分骨などはせず、ご家族で納骨してあげると決めていました。
あの日はスイカ畑にコロコロスイカが転がり、山も青々としていましたが、月日の流れを感じます。
あの子を見送って、2ヵ月経つのですね。
毎日ご飯を食べ、寝て起きてまた食事の用意をして…。寝ればまた明日が来るのに、あの子だけがいない。
アレルギーのあったあの子のご飯はいつも手作りでした。お散歩も毎日の日課。そして、最後の数日は抱っこしてお散歩しました。
「まだ毎日涙が出る…。泣き虫は治らないな。」
「あの子の介護をするって決めていた。ごはんもお水も手であげるし、お尻だって綺麗にしてあげる。なんでもしてあげたかった。なのに、潔くいってしまったな…。」
あの子の寝顔、よく覚えています。穏やかな綺麗なお顔でしたね。
「介護できなかったことだけが心残り。でも、苦しませたくなかったから良かったのかな。あの子が気使って自分で決めたのかな。」
初めての出逢いは、どこで遊んでいたのか、まさかの全身泥コーティング。なんて汚い…と息を飲んだと言います。それから15年。たーくさん笑顔をくれました。いつも家の中心にはあの子。家族全員が犬ばかさん。
また身振り手振り、泣いたり笑ったり、あの子の話を聞かせてくださいね。
豪華な手料理、手作りのデザートをご馳走になり、お庭で丹精込めて作ったというキャベツなどたくさんお土産までいただき、あたたかい時間を過ごしてきました。
あの子が眠っていたお骨つぼをお預かりし、その足で松本市寿北にある、生蓮寺さんへ。
供養していただきます。
「あの子にしてあげられることは全てしてあげたいから。」
シャハラザードちゃん、あなたは幸せ者だね。
安心しておやすみなさい。
大切な家族だから最後まで愛を込めて。
ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう