「元気がなくなり、その日が近いようです…。その時がきたらどこまでお任せできますか?」
お話を伺うと、もしもの時は立ち会えないかもしれないけれど、火葬し合祀墓へのご納骨までを望んでいるとのことでした。
それから約1ヶ月。
ご家族みなさんの献身的な介護の末、静かに眠りにつきました。
ご事情により、ご自宅からお見送りされることになり、お迎えに伺いました。
ご家族がお立ち会いをされない〝一任個別火葬〟の〝おまかせプラン〝
本来こちらのお見送りプランにはお花などは含まれておらず、お迎えに伺いお棺にお体を移し、お預かりし火葬、収骨をさせていただきご家族の元へお帰しします。
ですが「たくさんのお花で包んで送ってあげたい。」とご家族のご要望があり、いったんお体をお預かりし、お見送りする当日にお花で包むことになりました。
お迎え当日、ご家族にとってはこの日がお体に触れられる最後の日となります。
可愛いお手手の肉球はスタンプをとり、白い毛、黒い毛はそれぞれ少しずつお切りしました。
いつものごはんと、新聞に掲載された笑顔のしろちゃんの記事と、お孫さんからのお手紙をお棺に納め、お顔にかけてあげるハンカチをお預かりしました。
優しく撫でてもらい、声をかけてもらい、お別れをしていただきました。
そして迎えたしろちゃんお旅立ちの日。
「淡くて優しい色の花を。」
お花畑で眠るお姫様のようなしろちゃんと出発しました。
斎場で、ご家族とLINE動画でお話し、しろちゃんを見ていただきました。
「行ってらっしゃい。またね。」
大好きなご家族に声をかけてもらい、ご家族の匂いのするハンカチに包まれて、お空へ。
1時間後、ご遺骨をしっかり収めさせていただき、お寺へ。
この日、ご納骨までさせていただきました。
松本市和田の観音寺ご住職に読経をあげていただき、観音様の姿をした合祀墓へ。
冷たい雨の降る中、手を合わせ、お納めしました。
家族として最後まで大切にされてきたしろちゃん。
いつもどこにいてもキミが幸せでありますように。
後日、1冊のフォトブックをお届けに伺うと、「ほかの猫ちゃんたちへ。」
とお預かりしました。ご家族がしろちゃんのためにご用意されたフードは、シェルターで暮らす猫たちへお届けしました。
大切な家族だから最後まで愛を込めて
虹の架け橋ぷう 公式ホームページhttps://nijinokakehashi-poo.info/