またいつでも逢える。

松本市和田にある観音寺さん

観音様が目印の寺院です。こちらには、福島から避難しご家族と離れて暮らすシェルティーのジョンくん、他にも保護されたワンちゃん、猫ちゃんたちが暮らしています。

こちらで行われた納骨式。

ジョンくんもお出迎えしてくれました。

ご住職による丁寧な読経。順にお焼香を。四十九日を過ぎたチャコちゃん。チャコちゃんを想い涙が頬を伝います。

庭に移動し、お骨を納めます。先に眠るみんなと一緒です。賑やかだね。寂しくないよね。

ジョンくんも見守ります。

チャコちゃんも同じシェルティー。ご家族のみなさんも、目を細めジョンくんを撫でていました。

そしてみんなでお茶菓子をいただきながら、在りし日のチャコちゃんのエピソードを聞いたり、ジョンくんの話になったり、和やかな時間。ジョンくんは18歳。お出迎えから納骨式まで見守り疲れたのか、部屋の隅で熟睡しています。

無事、納骨を終えて。

またいつでも逢いに来れる。

おじいちゃん、おばあちゃん。チャコちゃんとのお散歩や介護。習慣が変わり気が抜けてしまいますよね。それが心配です。これからは、お散歩がてら、ここに眠るチャコちゃんに逢いに来てくださいね。

ご家族が元気でいてくれることが、チャコちゃんにとって1番の供養になるのではないかと思います。いつまでもお元気で。

チャコちゃんお休みなさい。またね。

大切な家族だから最後まで愛を込めて。

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

ちいさな家族にできること。

何年も、何十年もたくさんの幸せもらいました。

出来ることならずーっと、ずーっと一緒にいたかった。

でも、私たちより何倍ものスピードで時間が流れるちいさな家族。

虹の橋へ旅立つ時。たった1度の別れのとき。

ただ、火葬するだけでいいのでしょうか?

みかん箱のようなダンボールがお棺の代わりでいいのでしょうか?

「家族の一員」と思っているのに、人の葬儀とは程遠い…お別れになっていませんか?

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷうにご依頼してくださるご家族は、その子への愛が強い方がほとんどです。でも、最後の別れは「こんなもの」となんとなく思っていたりするのです。

ただ火葬するだけ、みかん箱のようなダンボール。それが「当たり前」だったのかもしれません。

変えたい!

人と同じように、丁寧にあたたかく送ってあげたい。

私は以前4年程、葬儀会社に勤めていました。

故人を送るために、葬儀屋さん、花屋さん、霊柩車の運転手が必要です。お棺やお骨つぼ、たくさんのお花があって当たり前。全てお任せし、親族や会葬に見えた方々と挨拶を交わしたり、故人を偲び涙したり…。

もし、葬儀屋さん、花屋さんなどがいなければ?

全てご家族でしなければいけない。無理があります。

ペットちゃんを家族の一員と思っていたら。別れの準備はなかなか出来るものではありません。だって、明日も明後日も1日でも長く一緒にいたいから。別れの準備などしたくない。 けれど…。必ずその時が来てしまいます。その時。ゆっくりお別れできますように。

ご家族でお花、お骨つぼ、お棺、火葬の手配、当日の運転、お線香などの準備。あれもこれもと思うと、悲しんでいる余裕もありません。

「ダンボールに入れて連れて来てください。」

そう言われたら、そうする他ありません。

私は最愛の娘、23年一緒に生きてきたぷうを送り出すとき、とても納得できませんでした。妥協するしかなかった。

ダンボールに和紙風の折り紙を貼り、当日自分で大量に用意した花を切り、泣きすぎて腫れた顔でお線香を買いに行き、火葬場まで自分で運転し道に迷い…。

白くなったぷーを見た時…もう涙も出ない程疲れきっていました。

葬儀屋さんがいてくれたら。全てお任せできたら。私はもっとぷうに寄り添っていられたのに。

そして2年後、私がおくりびとになりました。

ただ、火葬するだけでいいのですか?本当はもっとしてあげたいことがあるのではないですか?

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう  にお任せください。

ご家族のみなさんが、しっかりお別れできるように。「しっかり送ってあげられた」と思えるように。

ご家族の気持ちに寄り添い旅立ちのお手伝いをさせていただきます。

後悔の残らないお別れを。

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

 

桜の季節は…。

今日の松本市はすっかり春のような陽気です。
そろそろ桜の季節…。

私はお花見に行かないと心に決めています。

何故かと言うと、2年前のこの季節、愛猫を迷子にしたからです。完全に私のせいで…。

ハーネスつけて、抱っこして、近所の満開の桜を見に行こうとしました。
なんてアホなことを…。

5日後に保護し家に連れて帰るまで、どんなに怖い思いをさせたか。
家に取り残されたもう1匹の愛猫も、どんな心細い思いをしたか。
迷子になった風雅は元保護猫です。
人に捨てられ、優しいご家族に保護してもらい、大事に育てられた子を私がゆずっていただきました。その子を迷子に…。

もしも見つからなかったら?
もし、事故に遭ったら?

寝ずの捜索をしました。

お腹空かせて寒いところで震えているだろう、風雅のことを思うと、食事など取る気になりませんでした。

もう一度会いたい!絶対無事に連れて帰る!

留守番している珠輝には悪いと思いつつ、深夜も早朝も探しまわりました。
珠輝はストレスからか、洗濯機の中に粗相を。
私が一時帰宅すると、飛びついてきました。

ごめんね、本当にごめん。

5日後、捕獲器に入ったところをそのまま連れて帰りました。

無事に再会できたこと、奇跡だと思っています。

 

迷子にしないために出来ること。

☆脱走事故防止対策をする。
網戸は簡単に外れる可能性があります。
ワイヤーネットや突っ張り棒などを使って
しっかり対策を。 玄関周り、ベランダにもうっかり脱走事故防止対策を。


☆ワンちゃんなど、お散歩に連れていく場合
リードや首輪の点検を。
古くなっていませんか?緩くありませんか?
☆もしものための迷子札
迷子札には名前、住所、電話番号を。
ペンで書いた文字は薄くなっていませんか?
こまめに点検を。

 

そして、もしも迷子にしてしまったら。

☆保健所、警察署に連絡を。
保健所と警察は連携していない場合が多い
と言います。必ず両方に。
☆チラシ配り
その子の特徴がわかるような数枚の写真
首輪、迷子札の有無
連絡先
いつ、どこでいなくなったのか。
「必ず連れて帰る!」熱意の伝わるような文面。
惜しまず沢山印刷し、ご近所の方に配ったり、保健所や警察署、交番、動物病院、スーパー公民館、学校など人目につきそうな場所にお願いして貼ってもらう。

☆捕獲器を設置する
ネットでも購入できます。
時間が惜しい。今すぐ設置したい!
保健所や動物病院で貸してもらえる場合が
あります。
もしくは、近くに保護シェルターなどが
ありましたら、貸してもらえる場合がありま
す。
☆探偵さんなど、プロの力を借りる。
☆地元の新聞に載せてもらう。ラジオで流してもらう。
☆Twitter Instagram Facebook などSNSで拡散する。
☆神様にお願いする。祈る。

 

「そのうち帰ってくるだろう。」
何もしなければ…。

二度と会えないかもしれません。

迷子にしてしまったら、とにかく早めの行動を。

私は、Facebookで知り合った友人たち、地元の猫、犬を愛するボランティアさんが協力してくれ、捕獲器を2台設置しました。
1台は自宅アパートの入口に。もう1台は、いなくなった場所(近所のお宅の庭)のご主人にお願いし許可を得て設置しました。
風雅が入ったのは、こちらの捕獲器でした。
アドバイス通りに唐揚げ、ちゅーる、いつものカリカリを入れ、風雅の匂いのついたトイレの砂を少し撒き、その日の朝一緒に寝ていた家族の匂いつきシーツで捕獲器を包みました。

そして、絶対諦めない、ぜーったい連れて帰る!
そう強く思いながら。

5日振りに家に帰った風雅は体重が500g減っていました。
同居猫の珠輝もストレスからか痩せました。
みんなが激痩せした魔の5日間。

今があるのは奇跡。そして、協力してくれた友人、ボランティアさん、近所の方々のおかげです。

桜の季節は再び気を引き締める季節。
あの時の自分を許さないためにも、風雅保護後に自宅に届いた1,000枚のチラシはそのまま保管してあります。

「ちいさな家族」
と暮らしているご家族へ。その手を離さないでください。
明日は今日の延長ではないかもしれません。
油断が時間を止めてしまうことになるかも…。
私の経験が、今困っている誰かの役に立てれば幸いです。

今迷子になっているワンちゃん、猫ちゃんが無事にご家族の元に帰れますように。

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

2月24日 ワンにゃん譲渡会

冷たい風の吹く中行われた譲渡会。

たくさんの方が足を運んでくださいました。

命を買う前に、保護犬、保護猫を迎えようと考えてくださる方々。そして、シェルターの卒業生を連れ支援物資を届けてくださる方々。募金に協力してくださる方々。

そして、大切な我が子を送り、複雑な心中…それでもワンにゃんに会いに来てくださる方々。

松本合同庁舎裏はたくさんの方で賑わいました。

夢まるHAPPY隊さん

65頭くらいのワンちゃんを保護し、傷ついた子は治療しフォローし、愛情をかけ育てています。

こねこの会さん

たくさんの猫たちを保護、愛情をかけ育てています。後ろ足を引きづりながらも健気に愛嬌を振りまく子、姉妹で寄り添い生きている子。シェルターで暮らす猫たちの他にも、ボランティアさんの元で暮らしている仮住まいの子たちもたくさんいます。

猫堂さん

こちらでは、オリジナルグッズを販売。安全に配慮した首輪やバンダナ、オモチャやチャリティーカレンダー。そして売上げの一部は、地域猫活動のために使われます。地域猫とは、不幸な命を増やさないために、外で暮らす猫を保護し、避妊手術を施す活動のことです。

2019チャリティーカレンダーのモデルわん・にゃん募集中

可愛い我が子がカレンダーに。一眼レフで撮影したり、背景をぼかしたり、工夫してとびきり素敵な1枚を選んでご応募ください。そして、カレンダーの売上げの一部は保護犬、保護猫、地域猫たちのために使われます。

ちいさな命を守りたい。

たくさんの支援物資ありがとうございます!

また次回は2ヶ月後くらいになるでしょうか。

この顔を見かけましたらお気軽に声をかけていただけると嬉しいです。

松本保健福祉事務所

夢まるHAPPY隊

こねこの会

猫堂

ハナムラデザイン

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

島内小学校の先生と児童のみなさん

ボランティアのみなさん

保護犬・保護猫譲渡会

 

保護犬・保護猫譲渡会

間も無く開催される譲渡会。

保護犬、保護猫とは…

飼い主の事情で捨てられた子、外で生まれ保護された子、飼い主による保健所への持ち込み…などで、心や体に傷を負った子たち。

松本市では、夢まるHAPPY隊さんが傷ついた犬たちを、こねこの会さん、譲渡型猫カフェもふもふさんでは傷ついた猫たちを保護しています。

また、地域で暮らす方がボランティアで仔猫を育ててくれたり、噛み癖など事情のある子を預かり育ててくれたりしています。

そして、年に数回開催される譲渡会。

「このご家族なら安心して託せる。」

そう確信をもてたら、譲渡となります。当日の譲渡はありません。後日、お見合い、トライアル、そして契約を交わし正式譲渡。

「面倒くさい。」「ペットショップより安い。」  そういった考えの方には譲渡はされません。

もう、二度と傷ついて欲しくないから。

ワクチン代、避妊手術代は里親様に負担していただきます。

ですが、その子のそれまでの医療費、食費などは請求されません。

ボランティアさんたちの持ち出し、寄付などでやり繰りしています。

「お金かかるの?ただじゃないの?」と思われる方は、よく考えてみてください。そして、家族に迎えたら、これから何十年とお金がかかります。感情のある生きている子たちです。愛情をかけて終生大切にしてくれますか?

今度こそ、幸せな再スタートをして欲しい。みんなの願いはそれだけです。

新しい家族を本気で迎えようと思われたら、ぜひ、保護シェルターで暮らすワンちゃん、猫ちゃんに一度会ってみてください。

ちいさな命を守りたい。

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

老いても病気になっても寝たきりになっても。

仔猫、仔犬はもちろん可愛いです。何をしていても、寝ているだけでも可愛らしい。見ているだけで幸せな気持ちになります。

「可愛い」から家族に迎えました。

一緒に遊び腕枕で寝て一緒に起きてまた遊ぶ。写真や動画をたくさん撮り、たくさん名前を呼んで「可愛い、大好き」と何度も何度も言います。

そして月日が経ち、赤ちゃんだったその子はいつの間にか私たちの年齢を越えおばあちゃんになりました。

(毎晩のように夜鳴きするようになり睡眠不足。どうしたいのかわからない。)

(ごはんを上手に食べられなくなり散らかします。トイレが間に合わなくなりお粗相します。そして…ついに寝たきりに。)

(度重なる通院で出費もかさみ、いつまで続くかわからない闘病生活。)

その子にとっての家族、頼れる者は私たちだけ。

老いていくこの子を見るのが辛い。

そう言って捨てる人がいます。

感情があるこの子たち。嬉しい、楽しい、この人が好き。寂しい、切ない、悲しい。

引っ越し、出産。思ったより大きくなり過ぎて困った。もっと他に可愛い子を見つけた。結婚相手が動物嫌い。  老いたから。病気になったから。

どうか最後まで見捨てないでください。

よぼよぼのおばあちゃんになっても愛おしい。夜鳴きしたなら優しく撫でてあげます。ごはんが散らかっているなら、器をかえたり柔らかいごはんにしたり。トイレが間に合わないならシーツをあちこちに敷いたりトイレの数を増やすなど工夫を。入り口の高さを越えるのが大変なのかもしれません。スロープがあったらどうでしょうか。

家族に迎える時に、ペット保険に加入したり、タンス預金をして〝老後・もしもの時〟に備えたい。生涯大事にするとその時は思ったのだから。そして迎えたのだから。

何かの事情でどうにもならなくなってしまったら、どなたかに相談を。お身内にいなければ保護団体さんが近くにいないか探してみてください。お願いします。

大切な家族だから最後まで愛を込めて。

モモくんから命のバトン

トイプードルのモモくんから、〝命のバトン〟受け取りました。

モモくんが旅立って明日で10日が経ちます。

ご家族からお電話をいただき、大切な遺品をお預かりしました。

 

 

 

 

 

ケージ、おむつ、トイレシーツ、ドライフード、新しいトイレ、歯磨きシート、シリンジ、フードボウル、ブラシなど。

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