ちいさなおばあちゃん。だけど赤ちゃん。
パピヨンのはなちゃん、17歳。
はなちゃんには、中学2年生の弟がいます。彼が生まれる前からはなちゃんはこのお家の一員です。
可愛く仲良くじゃれながら成長する…?かなと思いきや、男の子ならではの少しやんちゃな愛情表現。だって、可愛いもんね!
友達みたいにずっといられたら。
でも、はなちゃんはおばあちゃんになりました。
当たり前にできていたことができなくなって…。
後ろ足が動かなくなりました。
起きられなくなりました。
そしてオムツをすることに。
〝弟〟だった彼はいつの日か〝お兄ちゃん〟になりました。ちいさなはなちゃんを守ってあげたい。
お母さんとお父さんがお仕事のときは、お兄ちゃんがはなちゃんのお世話を。一緒にいる時間が1番長いお兄ちゃん。
何を考えながら、はなちゃんと過ごしていたのかな。
はなちゃんが眠りにつくとき、家族みんなが揃っていました。
はなちゃん、待っていてくれたのかな。
食が細いちいさな体のはなちゃん。たまごボーロとか、好きなんだね。お母さんたちが持たせてくれました。
お手紙も持っていってね。
旅の途中までみんなでお見送りしました。
はなちゃん、17年間幸せだったね。そして、はなちゃんがいてくれて、家族みんながどれだけあたたかい気持ちになったか。生まれてきてくれてありがとう。このお家にきてくれてありがとう。
またいつかきっと逢える。
それまでみんなの心の中に。忘れないよ、はなちゃん。
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